~2020年代の士業事務所 新三種の神器 活用!~

IT活用の取り入れ方で大きく変わる働き方

皆さんこんにちはイプシロンの角田です。

久しぶりにつのワールドを再開しました。休載していたこの2年間で士業事務所を取り巻く環境、ツールが大きく変化しました。
18年前から推進してきている製販分離の進め方もこの2年間で大きな変化があり、その対応や準備に忙しくなかなか連載できませんでした…と言い訳致します。

さて、タイトルにあるように士業事務所における現代の三種の神器は、完全クラウド環境化、A.I(人工知能)活用、士業RPA(作業のロボット化)活用です。

人材採用難、教育の難しさ(早期戦力化の困難さ)、定着の困難さ(モチベーション維持とあいまいな評価)、残業や休日での働き方見直しなど各事務所で、ヒトに関わる課題が大きくなっています。
この課題改善に有効なツールがこの新三種の神器です。ちなみにこれ以前の三種の神器は、パソコン活用、インターネット活用、携帯電話活用でした。

多くの事務所でクラウド環境は進みつつありますが、完全にクラウド環境化で業務を進めている事例はまだまだ少数です。働く場所、時間、お客様や社内のコミュニケーション改善のためには業務遂行、データ保管・管理・活用について完全クラウド環境以降は必須です。

また、A.I(人工知能)も一部の工程で活用が見られますが、まだまだ本格採用まではされていない状況です。しかし、ベテランの退職、新卒者への早期戦力の困難に対応するためには、判断業務、チェック業務におけるA.I活用も必須です。また、単純作業の入力業務などは、外注化戦略と併せてA.I活用すると効果が2倍にも3倍にもなります。A.Iも積極的に取り入れて行きましょう。現状では制度会計分野でのA.I活用ですが、恐らく数年後には計画策定、MAS分野、ライフプラン分野でも、人間の判断の何倍ものスピード、正確性で業務サポートする時代が来ると思いますので、管理会計分野やライフプラン分野においてもA.I活用を模索しましょう!

さて、2019年から2020年にかけて大きなブームになるのがRPA活用です。RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション/Robotic Process Automationのことで、その意味は【パソコンやサーバー上で今まで人がパソコンの画面を見て手で行っていた作業を、人に代わって作業してくれるソフトウェア・ロボット】のことです。

サービス業におけるRPAは既に5年以上前ほどから大企業での活用が始まっていましたが、コストの問題や管理する人材の問題でなかなか中小企業にまで範囲が広がってきませんでしたがようやく最近は士業事務所にも運用、活用事例が出てきました。

当社が製販分離を支援している事務所様が中心となってこのRPAの業務範囲を拡大し、さらには顧問先の業務の効率化も実現するためのRPA開発、導入プロジェクトが進行しています。

詳しくは以下のHPをご覧下さい。実際の税務会計ロボットのデモも見られますよ。

会計事務所RPA研究会

但し、RPA活用に関しては、導入時の注意点や運用における課題認識が希薄なままセミナーに参加されたり、導入検討をしている方が多く見受けられます。

そこで、このRPAプロジェクトの代表を務める税理士法人リライアンスの大城代表(税理士)とイプシロン角田が以下の日程で、RPAに関しての導入研修と実際の活用事例を発表する場を設けました。RPAのセミナーは募集開始からわずか数日で満員御礼になる状況ですので、つのメールを配信させて頂いている皆様には特別に情報公開前に日時、場所を発信いたします。興味ある方は是非とも予定しておいて下さい。各会場とも60名定員のようです。

  • 2019年9月11日(水)  9:30~12:30 名古屋会場
  • 2019年9月19日(木) 13:30~16:30 福岡会場
  • 2019年9月25日(水) 13:30~16:30 大阪会場
  • 2019年9月26日(木) 13:30~16:30 東京会場

このRPAプロジェクトには設立前から様々な助言をさせていただいた関係上、今後の展開のアドバイスもしております。RPA活用に関して相談があれば別途連絡下さい。また上記の案内が必要な方もレスポンス下さい。決定次第、詳細情報を発信いたします。

2020年代の士業事務所を大きく変える、新三種の神器を各業務の工程に導入して、さらに効率的で高品質で高付加価値のサービスを生み出しましょう!

イプシロンコンサルティング 代表取締役 角田 達也

別府の血の池地獄です

[投稿日]2019年5月31日(金)