~製販分離推進も新規コンサル受注も“デザイン力”で決まる~

士業事務所に欠けている“見栄え”への配慮

皆さんが経営上困った際に改善支援を受ける時にはどのような視点で改善の意思決定を行いますか?
会計事務所さんや社労士事務所さんなど、モノではなく、サービスを用いて改題改善提案を行う場合には、その改善方法が目に言えないものですので、恐らく“感じ”“雰囲気”“イメージ”“実績”といったものに左右され意思決定する場合が多いと思います。
サービスと言う、手に取って確認できない、実際に触れて感触を確認できない場合に多くの方が意識するのが見栄えなのです。

最近聞いた話では、あるコンサルタントはお客様とのやりとりから改善事項を決定するとその内容や改善プロセスを企画デザイン会社にその場からFAXやメールなどで情報発信し、すぐに目に見えるカタチにしてもらい、その場でわかりやすく、見栄えの良い提案をするそうです。しかも単にカタチにするだけでなく、できるだけわかりやすく、きれいなデザインで、カラフルに仕上げるそうです。この提案方式を用いてから、契約率がかなり向上したそうです。

先ほど記載したように、会計事務所や社労士事務所が提供するノウハウは目で確認したり手で触れることができません。だからこそ見栄えが重要なのです。

以前から各サービスをパンフレットやチラシにする動きは沢山ありましたが、プロのデザイナーを活用してパンフやチラシを作成するだけでなく、提案書や業務工程表、手順書などもデザイン化していくと業務効果が高いようです。

特に製販分離している事務所さんはよくご存じだと思いますが、製販分離活動では業務ごとに工程表や手順書を作成します。しかしほとんどの事務所さんでは見栄えまで意識していません。実際に工程表や手順書を活用しようと思ったら、字ばかり、数値ばかりの表では見にくくて利用する気にもならないと思います。そこでデザイン力で活用度をUPするのです。

所内にデザインのできる方がいなければ前述のコンサルタントのように外注化すれば良いのです。
製販分離の推進も、新規コンサルの受注も、中期経営計画の浸透も、すべては見やすいデザイン化が勝負です!

是非とも今後はデザイン力で差をつけてみて下さい!

イプシロンコンサルティング 代表取締役 角田 達也

石垣島で、石垣の固有種の馬に乗りました!

[投稿]2015年08月30日